結婚式は新郎新婦にとっては一生に一度の大きなイベントになります。心に残るような素晴らしいものにしたいと考えるのは当然ですが、それと同じくらい参列してくれた両親や親戚、友達に感謝の気持ちを伝える重要な機会でもあります。両親に感謝の気持ちを伝える場面は結婚式のイベントの1つとして組み込むことができますが、参列者への挨拶は簡単な一言だけで終わってしまうことが少なくありません。もっと心を込めた方法として、結婚式の閉幕の時に感謝の言葉を入れたエンドロールを流すという方法があります。結婚式が盛り上がって興奮冷めやらぬ中、そのまま会場を後にする名残惜しい気持ちになります。そこで式のハイライトを映像にして流すという方法もありますが、それよりも新郎と新婦からのメッセージを込めた映像を流すことで、費用も安く抑えられますし自作で行うことができます。ハイライト映像の場合は専門の業者に依頼をして、式の最中にビデオカメラを回してもらい、終わるまでに編集してエンドロールを作ってもらうことになります。プロの業者が制作するので、素晴らしい出来になりますが、費用もある程度かかってしまいます。しかし自作のエンドロールにすれば、費用をほとんどかけずに作りことができますし、手作り感があって温かい雰囲気のものを作ることができます。自作のエンドロールはビデオカメラとパソコンがあれば簡単に自分で作ることが可能です。専用のソフトを使用すれば、驚くほど簡単に作ることができますし、今は無料のソフトでも十分クオリティが高いものを作ることができます。ビデオカメラがない場合は、デジタルカメラやスマートフォンのカメラを使って写真を撮影して、スライドショーにするという方法もあります。エンドロールにはBGMが欠かせませんから、新郎新婦の思い出となる曲を選んだり、結婚やお祝い事にふさわしい曲を選択すると良いでしょう。BGMを流して、動画、もしくは写真のスライドショーを合わせます。動画の場合は、新郎と新婦から一言感謝の気持ちを伝える映像を撮影したり、あらかじめそれぞれの両親からのコメントも撮影すると良いでしょう。写真を使ってスライドショーにする場合には、文字で感謝の言葉を書くという方法もあります。参列して頂いた方の名前をすべて文字にして流しますが、その時は名前の順番にも気を使うことが大事です。結婚式は想像しているよりも新郎新婦は忙しいですし、緊張したり感極まってしまい、挨拶や感謝の言葉が十分にできない可能性があります。あらかじめ挨拶を動画撮影しておけば安心感がありますし、参列者に率直な気持ちを伝えることができます。式場に相談をしておけば、スクリーンを用意してくれますから事前に伝えておくことを忘れないようにすることが大事です。結婚式の最後に、楽しくて温かいエンドロールを見ることができれば、多くの参列者は良い式だったと満足して、幸せな気持ちを家に持ち帰ってくれるでしょう。